理事長所信

希望の星~「魅力的な“ひと”」そして「強い組織」~

2008年度 理事長 山口 隆徳

理事長  山口 隆徳


【JCの使命】

JCの真髄とは何でしょう。私は"ひとづくり"だと考えます。JCのように半世紀もの長きに亘り、地道に"ひと"をつくることで地域に貢献してきた団体が他にあるでしょうか。

確かにJCは、数多くのまちづくり活動・事業を行っており、素晴らしい結果を残しています。しかし、それが私たちのゴールではありません。重要なのは、活動する私たち自身が、40歳の卒会を迎えて人生の本番へと旅立つとき、地域に役立つリーダーとしてどの位成長を遂げているか、ということです。言い換えれば、JCの活動期間は、大きな飛躍への助走のようなもの。JCの存在意義は、その後の人生で、多様な角度から地域を展望し、使命感を持ってまちをつくっていける"ひと"をいかに多く輩出するか、ということに尽きます。これがJCの目指す「明るい豊かな社会の創造」に繋がり、その成否が地域の命運を左右すると言っても過言ではありません。

地域から"ひと"を預かり、多くの機会を与えて"ひと"を育て、そして成長した"ひと"を地域へお返しする。これが、JCの果たすべき最も大きな使命なのです。

かけがえのない青年期、皆さんは何のためにJC活動を行いますか。今こそ一人のメンバーとして、また組織として、私たちの使命を見つめ直しましょう。


【魅力的な"ひと"と強い組織】

2008年、未来へ向かってJCの使命を果たすため、鹿児島JCは「魅力的な"ひと"」そして「強い組織」をつくります。

私の信じる「魅力的な"ひと"」とは、自己中心ではなく、他人を思いやり助け合える、そして困難なことも諦めずに、前向きな姿勢で挑戦する、そんな優しさと逞しさを併せもった"ひと"です。

「魅力的な"ひと"」が知恵と力を結集し、「公益=鹿児島、そして市民みんなにとって良いこと」に全力で取り組む。メンバー全員がこの理念を共有し、ひとつになったとき、鹿児島JCは「強い組織」へと進化し、地域を魅了する頼れる真のリーダーとなるのです。


【一人ひとりに求められること】

「魅力的な"ひと"」へと成長するためには、私たち一人ひとりが、目的意識を持って様々なJC活動・事業に積極的に"参加する"ことが重要です。また広い視野を身につけるために、時には鹿児島JCの殻を破り、ブロックや九州地区、そして日本への出向にも大いにチャレンジしてください。

そこで多くの汗を流し、利他・公共の心を知り、人と出会い、会話し、考え方を吸収し、そして一生の友を得ます。数多くの貴重な経験、そして「修練」「奉仕」「友情」という不変の「JC三信条」から得られるかけがえのない学びや気づきが、私たちを「魅力的な"ひと"」へと導いてくれるのです。

与えられたものの中だけで小さくまとまっていませんか。JCでの経験は、今この時にしか、限られた人にしか出来ない貴重なものです。だからこそ悔いのないよう全力で駆け抜けてほしいのです。大切なことは、無理だと自分の限界を決めないこと。キャパシティーを越えて挑戦した人には、大きな成長があります。自分を変えられるのは自分だけです。強い意志と力で壁を突破し、自分という原石を徹底的に磨き上げてください。


【JCダイナミズム、そして改革】

近年たくさんの新しいメンバーの加入で、全国でも有数の大所帯となり、多くの事業にチャレンジしている鹿児島JC。だからこそ、「志を同じうする者、相集い、力を合わせ」というJC運動のあり方を再確認し、メンバー全員が「公益」という理念に軸足を定め、"連帯して"運動を行うことが重要になります。私たちはJC運動を通じて、"ひと"はお金や地位・権力だけで動くものでなく、心で動くことを学び、その純粋なパワーが強固な "組織"をつくることを知ります。メンバー全員の心と行動を今一度結集し、「強い組織」となってひとつのことを成し遂げるJCダイナミズムの素晴らしさを共に心に刻みましょう。

また、組織の改善すべきことを皆で考え、積極的に実行に移すことも重要です。過去を検証し、問題点が明らかになれば、英知を集め、スピーディーでフレキシブルに改革を行います。既成概念にとらわれる必要は一切ありません。新しい発想で思い切って改革する。ときには失敗もあるかもしれませんが前に進むことが大切です。真摯に一歩ずつ歩を進めながら、未来へ向かってより良い組織へと成長していきましょう。


【希望の星となれ】

「魅力的な"ひと"」が集まり「強い組織」となった鹿児島JCは、地域のど真ん中で輝く"希望の星"となります。"希望の星"が放つ輝きは、強い勇気と新たな意志、そして力を鹿児島に与え、市民へ必ず波及していきます。

「魅力的な彼らなら、鹿児島を変えてくれそうだ」という期待から、「強い鹿児島JCが提唱するなら、私も一緒にやってみよう」という協働へ。そして「私も人に伝え、動き、鹿児島のために頑張ろう」という市民の自主的な行動へと変化していきます。鹿児島JCが"ひとづくり"を行うことで、市民が前向きにまちづくりに取り組む素晴らしい地域が生まれ、そして鹿児島が、心豊かな"ひとのまち"として発展していくのです。

まち、そして未来は、"ひと"がつくりだすもの。鹿児島JCは、"ひと"をつくる"希望の星"として、鹿児島から日本、そして世界へ向けて、変革への新しい一歩を今、力強く踏み出します。


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