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変革の能動者育成委員会: 2010年7月

 

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7月19日(月)鹿児島市社会福祉協議会 ボランティアセンター(かごしま市民福祉プラザ)にて、「未来を創る当事者となれ!~変革の能動者育成セミナー~」が行われた。7月11日から3日間のプログラムで行われてきた本セミナーも本日で最終日を迎えたが、約20名の一般参加者が「行動する」ということをテーマに学んだ。

まず、行われた第5プログラム「鹿児島の課題発見 グループワーク」では、参加者は4,5人のグループに分かれ、それぞれのグループで「九州新幹線の全線開通 どのような人が鹿児島に来る?」をテーマにグループ討議を行った。
このグループ討議はKJ法を用いて行われた。まず参加者が「どのような人が鹿児島に来るか」を思いつくままに書き出し、その中から選んだ「どのような人に鹿児島に来てほしいか」を各グループの意見とし発表した。さらに、それらの人々に「鹿児島に来てもらうためにはどうすればよいか」解決策を出し、それらを難易度別に分け発表した。各グループともに、非常に多くのアイデアが出され、それらに対して活発な議論がなされた。


 

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参加者はこれらのグループワークを通じて、1人ではなく、より多くの仲間と話し合うことが重要であること、難易度の低い取り組みやすいものからまず行動してみること、さらには難易度の高いものに挑戦するためには自分自身のスキルアップが必要であることを学んだ。
最後に講師を務めた藤崎剛君が、「まずは鹿児島の身近な課題に気づき、考え、少しでも行動してみることが、鹿児島の担いを背負っていくこととなりますので是非明日からでも取り組んでいってほしいと思います。」と締めくくった。

 

 

 

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第6プログラムでは、ネイチャリング・プロジェクト 代表理事 松村一芳氏から「使命感ある行動は未来を創れるのか」をテーマに講演があった。
ソーシャルビジネスについて、「社会性」「事業性」「革新性」が必要であることの説明があり、具体的事例としてスポーツの観点からNPO法人を設立し、既存の施設(陸上競技場)を活用した事例等が紹介された。
また、事業においては、「夢」「社会性」「実現性」が重要となり、小さな事からでも一歩踏み出して能動的に動く事が必要であること、今後企業はソーシャルなプランを持っていないと事業継続できないこと等の意見を述べられた。

 

 

 

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第7プログラムでは、「変革の能動者たちの活動」としてガンジー・ケネディー・マザーテレサをはじめとした過去の変革の能動者の活動内容や発言について映像による紹介があった。

第8プログラムでは「身近な1歩を踏み出そう」と題し、「目標実現シート」の作成により自分を見つめ直すための講義がなされた。まず、個人の個性を9個のタイプに分類することで自分の傾向を知る指針として活用するために「エニアグラム」を使用した。受講者は「自分の感情や気持ちを表現することは苦手だ」や「物事の明るく楽しい面を見出そうとする」等の90個の質問に対し真剣な眼差しで回答していた。
各自自分のパーソナリティを再認識することで自分の行動を見つめ直すきっかけとなった。
「目標実現シート」の作成は、自分がどう貢献するのか意識することで積極的に行動しやすくすることが目的であり、「誰に対して何をしたいのか」「それによってどうなってほしいか!成果は?」等を具体的に記入し、その後「自分の考えを実現する為の行動」を一言で記入することで各自が今後の行動を明確にし、能動的に動く意識を強く持つことができた。

 

 

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第9プログラムでは、「鹿児島の未来を創る行動宣言」として参加者の皆様が「目標実現シート」に基づいて今後の自分の行動を宣言した。受講者4名、JCメンバー2人による宣言となったが、ボランティア、スポーツ、医療、介護の面からの各人それぞれの「アツい」宣言であった。

 

 

 

 

 

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そして、3日間全てのプログラムを終えて、閉校式が行われた。

はじめに、植物の種を植えるセレモニーを行った。この種は、『変革行動の種』と名付けられ、1日目は知る、2日目は学ぶ、3日目は行動するを通して、受講者全員が変革の一歩を踏み出すという内容であった。
この事を忘れないように『変革行動の種』を植えて頂きたいという願いを込めて種を植えていた。


 

 

 

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最後に末永副理事長から「3日間お疲れ様でした。鹿児島JCとして初めての試みだったのですがいかがだったでしょうか?鹿児島の為、身近な人の為に変革の行動を起こす事によって意味があります。私の子供も年頃になり、行動するメリットを考えるようになりました。親として複雑な心境ですが、現在の大人もメリット・デメリットを考えて行動します。でも、人の為に行動する事で他の勇気ある一歩が踏み出せる信念を持つきっかけになるきっかけになる事を願います」と述べた。

 

 

 

 

 

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3日間、長丁場の内容だったが、終わった時は、皆晴れやかな表情で話も尽きないようだった。

 

 

 

 

 

 

 

(取材:山崎貴臣/奥稔/有島一寛)

 

 

 

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 7月18日(日)変革の能動者セミナーの2日目が開催された。2日目のこの日は、「学ぶ」をテーマに実体験をもとにした講義が行われた。
約30名の参加者それぞれが希望した体験学習を行った。これは既に行動を起こしている方より、その志と目的や具体的活動を通してどのような活動を行っているかを実際に体験した。

 

 

 

 

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 一つは「さとやま」にて、川探検や山林の自然観察を通しての講義が行われた。日差しの強い暑い日にもかかわらず、山の中はとても涼しく川の水はとても冷たい。そして非日常を感じながら参加者は、野山の自然を体いっぱいに感じながら様々な話に耳を傾けていた。

 

 

 

 

 

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 もう一つは東川隆太郎氏を講師に迎え「かごしま探検の会」と題し、慈願寺地区探訪と歩いて学ぶ史跡で鹿児島の文化歴史活動を行った。「まちづくり」という言葉には、物的・人工な地域形成を総合した意味が込めらています。このまちづくりを考える場合には、それぞれの土地固有の地理・歴史的特性に立脚した取り組み不可欠。「地理・歴史を学び、まちづくりを考えるNPO」をキーワードに、公益性の高い活動を行う事を目的としているとのことだった。

 

 

 

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 また、講演では、日頃から町内会の方々との親交を深めながらボランティアガイドの育成や子供ガイドの育成などを手掛けていることが述べられた。東川氏は「僕は、苦労していません。頑張らないというスタンスです。地域にとって大事なことや、出来る事から少しずつ始めていけばいい」と語った。

 

 

 

 

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 懇親会では今回、口蹄疫の関係で中止となった、有機農業体験の講師である大和田明江さんも参加しその必要性をご説明いただいた。
「今回は口蹄疫の関係で、このプログラムが中止となりましたが、私は有機農業の普及に努めております。農薬は様々な中毒もある。有機野菜の普及は本当に大事なことです。これは体と土は一体であるという考えが大前提です。農薬での生産者の農業中毒問題や地力低下現象は、今大問題で、これは人体実験にひとしい。有機野菜の生産は手がかかり本当に大変ですが、これからどんどん広まって行くべきです。」と語った。

 

 

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 その後、参加者の方々と講師の方々との懇親会が盛大に行われ、参加者の体験談や感想も発表された。
最後に土屋委員長は、「今年初めて取り組みました、変革の能動者育成セミナーですが、地域の為に活動されているそういう先駆者の方はたくさんいます。是非このセミナーを通して気づきや学びを得て”一歩踏み出す勇気”を持って下さい。「知る」「学ぶ」「行動する」という事で今回のプログラムを組み立てて、明日までありますがどうぞお付き合い頂き変革の能動者として行動人になって下さい。」と締めくくった。

 

 

 

 

 

(取材:有村正輝・迫裕一郎・下鶴隆央)

 

 

 

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7月11日(日)かごしま市民福祉プラザにて「未来を創る当事者となれ!~変革の能動者育成セミナー~」が行われた。
本セミナーは、県民・市民に、自分がおかれている環境の中から身近な社会に関わり合い、課題解決に強い使命感を持って行動することの大切さを学んでもらうことを目的としたものである。全3日間のプログラムの第1日目である本日は、一般参加者およそ30名が参加し、鹿児島が直面している課題と、それを解決しようと行動している市民や市民団体をまずは「知る」という事をテーマに行われた。

本会セミナーの開催に先立って開講式が行われた。始めに、下田勝利理事長から開講の挨拶があり、「JC活動は鹿児島をこよなく愛するJCメンバーによって取り組まれているが、受講生の皆さんも将来の鹿児島のために、本セミナーを実りあるものにして欲しい」と述べた。

 

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次に、変革の能動者育成委員会の土屋委員長から本セミナーの主旨説明があり、「現代は政治・経済が錯綜した時代だが、幕末・維新期にかけて薩摩の先人たちが近代日本の礎を築いたことに思いを馳せ、本セミナーの受講を契機に、変革の能動者として新しい社会を切り開く役割を担って行動して欲しい」と挨拶を述べた。

 

 

 

 

 

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まず始めに変革の能動者とは?という部分での導入として「薩摩藩英国留学生の思いと功績」について映像による紹介があった。薩摩藩英国留学生の心を支えたものは、「新しい日本を作りだそう」という志と使命感だったが、現代の鹿児島に住む我々も「自分こそが未来の鹿児島を創る」という高い志と使命感をもって、自分の力で自分のできる一歩から行動を起こそうという内容で始まった。

 

 

 

 

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第①プログラムでは、鹿児島県 県民生活局 山下侯人共生・協働推進課 課長から、『私たちかごしまの現状と課題について~共生・協働の地域社会づくり~』をテーマに講演があった。
「鹿児島県は、日本一住みやすい「暮らし先進県」として評価されている一方、少子化をはじめとする様々な課題に直面している。とりわけ高齢化の進展は地域コミュニティの弱体化を招き、市町村合併による行政広域化も相俟って、今後の地域の課題は、行政だけではなく、地域が共に解決する共生・協働の仕組みづくりが必要になっていく」と述べられた。その中で、NPOは地域の課題を解決する担い手としての役割を期待されていることが説明され、それらの先行的な取組事例が紹介され、受講生に、「本セミナーを契機に地域のつながりを取り戻していく活動に踏み出していっていただきたい」と期待を述べられた。

 

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第②プログラムでは、かごしまNPO支援センター小浜洋一理事長から「社会や地域を創る活動について」をテーマに講演があった。小中学生にお金や仕事の大切さを知ってもらう「子ども起業家塾」や高齢者向けの会費制家庭ゴミ回収サービス等、県内各地のNPO活動の事例が紹介された。次に、「真の能動者」になるためには、【地域の課題を見つけるアンテナを広げること】【一歩踏み出す勇気を持つこと】【小さなことでも自分でできることから始めること】、【たくさんの人との関係を大切にすること】等、受講生に実践的なアドバイスをされ、「鹿児島のまちづくりのために夢を互いに語り合って形にしていきましょう」と熱いエールを送られた。

 

 

 

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第③プログラムでは、よしのねぎぼうず永山恵子理事長、くすの木自然館 立山芳輝理事長、FMさつま 勝矢政和理事長をパネリストに、「使命感と取組について」をテーマにパネルディスカッションが行われた。各パネリストの自己紹介に続いて、起業に際して苦労したことについて発表があり、受講生からも積極的な質問が寄せられた。

 

 

 

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次に各パネリストの「マイゴール」が発表され、永山理事長からは「地域(吉野地区)の将来を次世代にどのように繋げていけばいいか語り合う仲間づくりと情報発信」、立山理事長からは「錦江湾国立公園の実現をとおして、環境保全を目指した人材育成の推進」、勝矢理事長からは「鹿児島が大好きな子どもたちをたくさんつくること」が述べられた。コーディネーターの松山真輔君から、「地域コミュニティのリーダーには、地域の課題は何かアンテナを張り続けていくこと、ゴールの先のゴールを追い求め続けていくパワーが必要である」との総括があり、受講生たちは誰もが各講座を自分のものにしようと真剣な眼差しで聞き入っていた。その後、今後のスケジュール確認と、1日目の

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講座をしっかり振り返りシートにてまとめをし、1日目のプログラムを終了した。
 

 

第2日目は、7月18日(日)に、「学ぶ」をテーマに現地体験形式で行われることとなっている。

 

 

 

 

 

(記事:島津忠裕)

(写真:迫田章・鵜木利成・迫裕一郎)

 

 


 

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