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5月例会開催

001.jpg (12199 バイト) 5月25日(火)5月例会が開催された。今回は、産婦人科医の満尾 雅彦氏をお招きし、「環境ホルモンの恐怖」〜今、子供達へ残せるもの〜と題しての講演会が開かれた。

 満尾氏は、現在産婦人科の開業準備をされる一方、医師としてだけでなく、さまざまな臨床例より環境汚染による人体への影響を懸念され、研究をされている。また、学会においても、日本産婦人科学会、日本不妊学会の会員としてもご活躍中。

 講演内容は、環境ホルモンの概要から始まり、発生源と発生量、また、環境ホルモンによる環境・食品汚染、人体汚染の現状、今後の起こりうる影響を専門的な立場と身近な視点からその恐怖を展開していただいた。

 環境ホルモン(内分泌撹乱物質)とは、体内でつくられるホルモンとは異なり、環境中に存在し、体内に取り込まれてホルモン様作用を示し、体の各器官の働きを調整するホルモンを乱す化学物質。直接毒として働くのではなく、ホルモンの正常な働きを乱すため、ごく微量でも影響がでる。昨今、動物の生殖異常や人間の胎児・若者の精子数の減少・女性の子宮内膜症の増加などの影響が指摘されている。
 環境ホルモンの全容はまだ分かっていないが、恐ろしいのは、今の大人には直接影響がなくても、次世代になって必ず表面化してくることだ。

 人体への影響に関しては、ベトナム戦争で使用された枯れ葉剤が原因で生まれた奇形児、ゴミを食べて癌になってしまった動物、耳の形が違う赤ちゃん等、具体的な実例を写真を交えて説明があった。あまりの生々しさにおもわず顔をそむけてしまう状況であった。

 また、最近話題になっている精子数の減少については、統計数字を示され、動物達だけの問題ではなく、我々人間にとっても全世界的に深刻な社会現象であることが実感された。

 最後に、環境ホルモンは、つくりださない努力が必要で、そのために、我々ができることはゴミを出さない、ゴミの処理を正しくすること。一人一人の意識改革が重要だと締めくくられた。

 この事業は、環境創造委員会の担当により(社)鹿児島青年会議所メンバーが環境保護への意識啓発につながることを目的として実現した。この機会を与えていただいた環境創造委員会メンバーをはじめ関係の皆様方に深く感謝するとともに、満尾氏の今後ますますのご活躍を心から祈念申し上げたい。


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