KJC NEWS ENTRY

おぎおんさぁ一番神輿勉強会 開催

6月27日(月)ジェイドガーデンパレスにおいて「おぎおんさぁ一番神輿勉強会~魅力的で活気ある郷土を目指して~」が開催された。

 

鹿児島青年会議所の先輩方が倉庫に眠っていた1トン神輿を再び担ぎ出してから、今年で28年目の夏を迎える。7月24日(日)のおぎおんさぁ本祭に向けて、おぎおんさぁの意義、おぎおんさぁの歴史とまちとの関わり、および神輿の担ぎ方や安全のためのルール等を学ぶためにこの勉強会が開催された。 

 

20110627 001.jpg  

初めに社団法人 鹿児島青年会議所 末永 考 理事長より「おぎおんさぁがそもそもどういう意義を持って行われてきたかということを、参加する担ぎ手一人ひとりがしっかりと理解することが重要である。後ほど郷土づくり委員会から詳しく説明があると思うが、3月11日の東日本大震災があった今年こそ、おぎおんさぁの意義、そして唯一御神体の入った一番神輿の重みというものは、いっそう大きくなる。神事であるので作法をしっかりと学んで、力強くそして無事に着幸祭まで神輿を担いでほしい。」と挨拶した。

 

 

次に、郷土づくり委員会 副委員長 杉尾 巨樹 君より趣旨説明が行われた。「人々が抗えない自然災害や疫病に対して、どのような想いをもって、この神事を行ってきたか。おぎおんさぁの歴史とその意義を、東日本大震災のあった今年の神輿を担ぐ我々はしかと理解しなくてはいけない。本日は神輿の担ぎ方、作法や注意事項、当日のスケジュールも含めて、今年初めておぎおんさぁに関わる仮会員の方にもしっかりと勉強していただき、一丸となって神輿を担ぐ気勢を高める機会にしていただければ幸いです。」と述べた。

20110627 007.jpg

 

20110627 021.jpg

その後、参加者全員で昨年のおぎおんさぁの映像がまとめられたDVDを鑑賞した。

【当日の流れ】

集合 締め込み、肩合わせ

出発式(注意事項説明・気合入れ)、纏振り

八坂神社での御参り、宮出し

神輿の進行の様子、纏振り、稚児上げ

発幸祭・ご神幸行列・着幸祭

懇親会

 

続いて「おぎおんさぁの歴史とまちとの関わり」と題して、郷土づくり委員会によるプレゼンテーションが行われた。貞観11年(=西暦869年)とされる祇園祭(おぎおんさぁ)の成り立ちから、その「疫病祓い」「御霊会」としての本質、および鹿児島での開催の歴史や鹿児島青年会議所の先輩方が果たした役割、市民の方々との関わりやひとづくり・まちづくりへの貢献について、そして無形文化財登録への取り組み、その必要性などについて、スライドを用いながら詳しく説明が行われ、仮会員をはじめ参加者一同は熱心に聞き入っていた。

 

またその後は、文筆家の清水 哲男 氏を招いての談話会(パネルディスカッション)が行われた。コーディネーターは社団法人 鹿児島青年会議所 世界と鹿児島室 渡 康嘉 室長が務めた。 

京都生まれで祇園祭を見ながら育ったという清水氏。現在鹿児島に14年間住み、おぎおんさぁを見続けてきた。「おぎおんさぁは年々華やかになっていっている印象があり、とても良いことだと思う。京都の祇園祭は観光客向けの見世物として飾りつけなどが発展している部分がある反面、儀式を人目に触れない深夜に行うなど神事として厳粛な部分も守られている。おぎおんさぁにとっても祭りとしての華やかさ・集客力と、祀り(神事)としての厳粛さ・意義を両方とも大事にしていくことが大切ではないか」との話を頂いた。

 

20110627 011.jpg

 

20110627 030.jpg

次に、本年度一番神輿助頭(すけがしら)を務める、郷土づくり委員会 副委員長 大渕脇 正太 君の指導のもと、仮会員一同および一般参加者が神輿の担ぎ方を学んだ。

 

仮の担い棒を用い、実際に肩入れ、上げ、「ソイヤ!」の掛け声に合わせての進行、停止、足入れ、下げといった一連の動きと差し上げを行った。気合の入った助頭の掛け声に呼応し、仮会員も「ソイヤ!」「ソイヤ!」と大きな声を上げ、おぎおんさぁ本番の緊迫感と高揚感を予感した様子であった。

 

最後に大渕脇 正太 助頭の「肩入れ!」の掛け声で「ソイヤ!ソイヤ!ソイヤ!!」と参加者全員が大きく声をあげ、大きな意義を持つ今年の神輿への気勢を高めた勉強会は閉会となった。

  

 

(写真:溜 伸康)

(記事:高山 慎司)