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復興支援ボランティア活動 参加

 

 6月17日(金)および18日(土)、鹿児島青年会議所から末永 考理事長をはじめとする有志メンバーが宮城県亘理郡亘理町における復興支援ボランティア活動に参加した。

 

これは公益社団法人 日本青年会議所が推し進める東日本大震災に対する復興支援活動のうち、宮城県への支援を担当している九州地区協議会のもと、鹿児島ブロックが宮城県亘理郡亘理町にある亘理町災害ボランティアセンター(以下、亘理VC)での活動を担うにあたったものである。

 

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 朝8時30分、ボランティア新規登録を済ませ、マッチングを行う。マッチングとはその日に被災者から亘理VCに寄せられた依頼の内容をスタッフが説明し、その案件へのボランティア参加者を募ることである。

 

当日、亘理VCに寄せられていた依頼の内容のほとんどは、がれきや泥の撤去、家屋の内部解体や家具の運び出しなどであった。また場所は津波被害の大きい荒浜地区が主であった。

 

 マッチングにより活動先が決定したら、参加者でチームを組みオリエンテーションを受ける。そしてチームリーダーの指示の下、必要な道具を亘理VCから借り出し、チームメンバーの自家用車等に分乗して目的地へと向かう。

 

亘理VCにはおよそ平日100名から150名、土日は300名から400名のボランティアが集う。鹿児島から参じた青年会議所メンバー以外にも日本全国からボランティア希望者が集まっていた。また、亘理VCのスタッフ自体もボランティアである。

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 スコップ・箒・ちりとりをはじめとする各種清掃道具や、手袋・マスク・長靴など、ボランティア活動に必要な物はほとんど貸し出しがあり、ボランティアに参加できる環境が整っていた。

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 鹿児島青年会議所メンバーが担当することになったのも荒浜地区。亘理VCから車で約20分。その道の途中、がらりと風景が変わる。

 

ほとんど無事に見える内陸部から、ある一線で明らかな「被災地」に変わる。津波の被害が及んだ範囲は家が流され、基礎だけが残り、がれきが散乱する衝撃的な状況であった。釣り船が庭先に転がり、木々は根ごと横になっている。現実感のないテレビの映像だけでは実感し得なかった被災地の惨状を、実際に見て感じた。

 

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到着した現場では、依頼者の立会いの下、浸水した床や壁を剥がしたり、使えなくなった家具を運び出す作業を行った。依頼者は意外にも、とても明るい笑顔で「鹿児島に戻ったら、東北は元気です!と伝えてください」とおっしゃっていて、参加者一同「人間の強さ」というものに胸を打たれ、また自分たちの日ごろの生活および青年会議所の活動にも改めて気を引き締めて取り組まねばならないと感じた。

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今回のボランティア活動を通じて、参加者は被災地を実際に見て、その悲惨さを肌で感じた。また、ボランティア作業をする中で、人間の手作業で行える復旧のいかに微々たるものか、この地が元のように美しく笑顔あふれるまちに復興するまでにどれだけの努力が必要かと思うにあたり、東日本の復興なくして日本の復興はない、他人事ではない、今後とも日本全国から長期間にわたる継続的な物的・人的支援が絶対に必要であると痛感した。

 

戦後最大の国難と呼ばれる東日本大震災。戦後「新しい日本の再建は我々青年の仕事である」という覚悟のもとに創立された青年会議所であるならば、この国難に際してもその志をもって日本中の青年が持てる力を集結して乗り越えなければならない。必ずまたボランティアとしてこの地に戻ってくること、そしてこれからも鹿児島青年会議所から多くの人的支援を被災地に届けられるよう努力することを胸に誓い、亘理の地をあとにした。 

 

(撮影:鹿児島青年会議所 副理事長 野元 一臣、鹿児島青年会議所 JC運動発信委員会 高山 慎司)

(記事:鹿児島青年会議所 JC運動発信委員会高山 慎司)