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【復興支援プロジェクト】かごしまコスモアカデミー in 種子島(1日目)

8月26日(金)~8月29日(月)の4日間、種子島の地において、鹿児島の児童50名と福島の児童50名、計100名の児童が参加して 「かごしまコスモアカデミー in 種子島」が行われた。

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この事業は2つの目的のもとに行われたものである。

 

・地域社会の健全な発展のため、未来を担う子どもたちに、郷土である鹿児島で宇宙を学び体験してもらうことで、宇宙を身近に感じてもらい、また郷土への誇りを持ち、未来への夢や希望を感じられる心豊かな感受性と想像力を身につけてもらうこと。

 

・【復興支援プロジェクト】として、被災地の子どもたちに、宇宙という未知なる可能性を学び体験してもらう事で、未来への夢や希望を抱き続ける心を持ってもらい、また、 鹿児島の子ども達と楽しい時間を共有し、互いに交流し合う事で、心身共にリフレッシュし、子供らしい笑顔を取り戻してもらうこと。

 

 

8月26日11時、鹿児島南埠頭に鹿児島の参加児童50名が集合した。出発式では2011年度 社団法人 鹿児島青年会議所 末永 考 理事長より子どもたちに「これからいよいよ種子島に向けて出発です。みなさん宇宙についてしっかりと学んできましょう。また、あちらで福島の子どもたちとも合流します。仲良く、一緒に3泊4日のかごしまコスモアカデミーを終えて無事帰れるように、委員会メンバーの言うことを良く聞いて、楽しい夏休み最後の思い出としてください。」との挨拶があり、また鹿児島青年会議所 宇宙を活かしたまちづくり委員会 益満 秀光 委員長から注意事項の説明や乗船チケットの配布等が行われた。

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いよいよ乗船となると大きな荷物を抱えて手を振る子どもたちの姿に、見送りの保護者は不安とわが子の成長への期待とが入り混じった表情で手を振り返していた。 

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高速船トッピーで14時半に種子島港に着くと、初日の宿泊所となるホテルあらきにチェックインし、福島の児童を出迎える準備を行った。各自のネームプレートを作り、また同じ班になる予定の福島の子どもたちの分のネームプレートも作成し、各自家庭から持参した交換用のプレゼントも準備した。

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一方、福島から参加する子どもたちは朝7時に福島駅を出発し、新幹線で東京駅、羽田から飛行機、と乗り継いで昼過ぎに鹿児島空港に到着。さらに高速船トッピーにて17時半ごろ種子島へ到着した。また、ここで共同主催である社団法人 福島青年会議所のメンバーと、社団法人 鹿児島青年会議所のメンバーも合流を果たし、無事の到着を喜びつつこの事業を共に成功させようと誓い合った。

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ホテルに到着した福島の子どもたちを拍手で迎える鹿児島の子どもたち。 移動に次ぐ移動で疲れの色を隠せない表情の福島キッズのために、まずは夕食の時間となった。

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 夕食後、福島の子どもたちは入浴を済ませ、開会式と歓迎会が行われた。まず社団法人 鹿児島青年会議所 末永 考 理事長より「福島の児童のみなさん、ようこそ鹿児島へ。非常に長い距離の移動でみなさんお疲れのことと思います。この自然豊かな種子島で思い切り羽を伸ばしていただければ幸いです。また、社団法人 福島青年会議所の皆様もようこそお越しくださいました。共同主催という形でこの事業を開催できることを非常に喜ばしく思っております。3泊4日の間、よろしくお願い致します。」と挨拶した。

 

 

続いて、社団法人 福島青年会議所 鈴木 智司 副理事長より「このたびは社団法人 鹿児島青年会議所の皆様、この素晴らしい種子島の地にお招きいただいてありがとうございます。この事業のお話を頂いて本当に嬉しく思いました。抽選会には450名以上の子どもたちから応募が殺到しました。ここにいる50名の福島の子どもたちはその中から抽選に残った幸運の持ち主です。その幸運をフルに使って、この得られた機会を十分に活かして、鹿児島の子どもたちと交流し、宇宙についてしっかりと学び、屋外で思い切り遊んで、素晴らしい時間にしてください」と挨拶した。

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その後、作文交換ということで鹿児島の児童代表が作文を読み上げた。

「福島のみなさん、ようこそ鹿児島にお越しくださいました。3月11日の震災では本当に怖い思いをされたことでしょう。今もその恐怖が抜けないという人もいるかもしれません。僕たちにはその思いは想像することしか出来ませんが、この自然豊かな種子島で、僕たちと一緒に宇宙について学んで、楽しい3日間を過ごすことで少しでもリフレッシュしてもらえれば嬉しく思います。」

 

 

続いて福島の児童代表が作文を読み上げた。

「鹿児島のみなさん、この度はこのような素晴らしい事業にお招きいただいてありがとうございます。種子島に着いて、海の青さ、自然の豊かさに驚きました。いま福島の小学生は夏休みだというのに外で遊ぶことが出来ません。学校のプールで泳ぐこともできません。そんな中、この種子島で鹿児島の子どもたちと仲良くなって一緒に思い切り遊べるのが楽しみです。最後に、この事業を企画してくださった社団法人鹿児島青年会議所のみなさん、私たちをここまで連れてきてくれた社団法人福島青年会議所のみなさん、本当にありがとうございます。」

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開会式を終え歓迎会となり、プレゼント交換が行われた。自己紹介をしながら、持参したプレゼントを贈りあう。鹿児島の児童からは、鹿児島の名産品や桜島のポストカード、手書きのメッセージなどが贈られた。福島の子どもたちの緊張もほぐされた様子だった。

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 その後、子どもたちは自力で班のメンバーを探し出し、各自ニックネームを決めてネームプレートに書き込んでから、話し合いで各班のリーダーを決めた。そのリーダーの指示のもと、メンバーの名前と星座の名前を用いたゲームをして、それぞれの班の名前を決めていった。好きな名前を他の班に先に取られてしまわないよう、メンバーが団結して取り組み、鹿児島の子どもと福島の子どもが一気に結束した様子だった。

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リーダーが司会に報告し、ゲームをクリアした班は、自分たちの好きな星座の名前を自分たちの班の名前として付けて歓声を上げていた。班の名前が決まったグループは各自の部屋に戻り、30分程の自由時間のあと21時半には消灯し、かごしまコスモアカデミーin種子島の一日目を終えた。  

  

 

(写真・記事 : 高山 慎司)