KJC News Entry

9月公開例会 「被災地からのメッセージ」~未来への礎~

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  9月25日(火)、城山観光ホテル サファイアホール飛鳥にて公益社団法人鹿児島青年会議所2012年度9月例会が行われました。 今回は昨年3月11日の東日本大震災より1年半が過ぎ、今、私達に何が出来るのか?・何をすべきなのか?を改めて知る為に被災地より講師を迎えて公開例会の開催となりました。 会場前には「未来への教科書-for our children-」と題して現地の被災直後から現在に至るまで、また被災者やボランティアの方々の復興に向けて懸命に努力される姿が映ったパネルが並べられ、訪れた公聴者は皆一様に熱心にパネルを見つめていました。

 

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  開会に際し、公益社団法人鹿児島青年会議所 第58代理事長 野元一臣君より「2011年3月11日に起きた東日本大震災から約1年半が過ぎました。月日が経つにつれ震災が風化してきているようにも思える昨今ですが、今回、宮城県松島市在住で、ご自身も震災に遭われた中井先生をお招きして、震災の体験談や、被災地の現状をお聞きする機会を作る事が出来ました。過去と現状を知った上で、今、私達に何が出来るのかを改めて考えられるものになればと願っております。」と挨拶がありました。

 

 

 

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  次に今例会の趣旨説明を助け合いのまち創造委員会委員長 白男川賢治君より行われた後、東日本大震災を風化させない活動推進センター所長 中井政義氏が登壇され、「被災地からのメッセージ~未来への礎~」と題した講演がスタートしました。 先ず、被災時・被災直後・被災から数日経った宮城県の沿岸部や仙台市市街地の状況がVTRで上映され、中井氏は「私の住んでいる東松島市大曲浜地区では地震による津波が沿岸部から3kmの地点まで到達し、1700名の住人のうち266名の方が亡くなられ、65%の住宅が浸水しました。地震の後で困った事は、ライフライン(ガス・水道・電気等)が止まり何日も風呂に入れなかった事と、何より電話が通じず、家族の安否が分らない事でした。」と、当時の状況を説明されました。

 

 

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  そして、実際に被災された中井氏から見た被災地の現実、被災地報道の在り方、地域コミュニティの崩壊、行政の問題点、被災者の苦悩や格差問題、水没した沢山の自動車やがれき処理の問題等、様々な被災地の現状が語られると、一般来場者の方々は勿論の事、会場に居た鹿児島JCのメンバーも真剣な眼差しで聞き入っていました。 また、「今、私達に何が出来るのか?」という問いには、「支援して下さる方々が自分達で思い思いの支援を行うよりも、被災した方々それぞれが望む支援をする事が大切です。また、再起に向けて頑張る企業の商品を買う事も復興への助けとなるでしょう。そして、いつ起こるか分からない地震に向けて避難訓練等を定期的に行い、防災意識を日々高めていく事が亡くなられた方を含む被災者の方が望む事でもあります。」と述べられました。

 

 

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 講演は被災地より遠く離れた鹿児島に住む私達に、現地の厳しさと、同時に私達自身にもまだまだ被災者・被災地の為に出来る事が沢山あるという事を伝えるものとなりました。最後に野元理事長より感謝の言葉と記念品が贈られ、講演は終了となりました。

 

 

 

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  最後に公益社団法人鹿児島青年会議所 監事 丸山勲君は監事講評にあたって、「非常に考えさせられるものがありました。私達は決してこの震災を風化させてはならないと感じましたし、また、復興は未だ成っていない事も今日、改めて解りました。この事を人に伝えるなり、現地産の物を買う事でも何でも良いですから、出来る事を今日から明日から即始めましょう!」と、例会を締めくくりました。

  参加者は、今後も被災地が一刻も早く本当の復興を遂げられる様、様々な形で復興支援に継続的に取り組ん行かなければならないことをあらためて感じることが出来たと思います。また同時にいつ起こるかわからない災害に対しての意識向上と地域と一体となった減災に向けての取り組みを行わなければならないと強く感じました。

  • 記事:迫田 章
  • 撮影:浅井 俊郎