7月31日(日)に、7月例会「唄革(UTA-KAKU)~ひろがる鹿児島の唄の魅力~」を鹿児島大学内稲盛会館およびWEB配信にて開催いたしました。
前月の6月例会に続き、1つの委員会が担当するのではなく、全会員を対象に企画を募集し、委員会の垣根を越えた有志が中心となって例会を設えました。
当例会では伝統的な鹿児島の唄をピックアップして、現代の感覚と融合し、次世代に継承していくことを目的に実施いたしました。
1プログラム目では、住吉社中の皆さまにおはら節の演舞をしていただき、またおはら節の歴史についても語っていただきました。鹿児島に住んでいても中々知る事のないおはら節の歴史を肌で感じながら、華やかなおはら節や、おはら節の原型と言われるヤッサ節を聴く貴重な機会となりました。
2プログラム目では、先だって“鹿児島の唄アレンジコンテスト”にて公募した、おはら節のアレンジ作品の最終審査を開催しました。ボーカロイド等の音声合成ソフトの使用に限定した当コンテストでは、応募総数23曲の中から最優秀作品1曲、優秀作品2曲が選定されました。どの作品もおはら節の良さを引き出す素晴らしいアレンジとなっておりました。
3プログラム目では、電子音楽プロデューサーのATOLS氏による鹿児島の唄アレンジDJプレイが演奏され、おはら節に加えて茶わんむしの唄等、様々なアレンジを聴くことができました。ATOLS氏は、おはら節も茶わんむしの唄も原曲そのものがもつポテンシャルが非常に高いと言及しており、鹿児島の唄の良さをこれでもかと引き出したフィナーレに相応しい荘厳かつ幻想的なアレンジを演奏されました。
今回の例会は鹿児島の唄の魅力を再認識し、その可能性について考えていく機会となりました。鹿児島青年会議所はこれからも伝統文化の魅力を郷土愛をもって伝えつづけていきます。